もしかして、美顔ローラーを毎日いつでもコロコロしてませんか?
美顔ローラーと呼ばれるローラー美顔器は、電気代もかからず、専用ジェルもいらない手軽さで人気ですよね。
でも、使い方次第では小顔効果どころか、逆に肌のたるみをつくると言われているんです。
ここでは、美顔ローラーが肌にもたらす効果とリスクについてご紹介します。
美顔ローラーのコロコロ刺激がコラーゲンを傷つける!?
テレビを見ながら、お風呂に入りながら、いつでも使える美顔ローラー。
ほうれい線や頬のたるみ、二重あごなどを持ち上げるように転がせば、リフトアップ効果が得られるような気がしますよね。
しかし、肌に与える連続した刺激や、強いマッサージは、実は、美容学の理論上、あまりよくないケアに位置づけられてるのをご存知ですか?
美顔ローラーで皮膚を伸ばすとコラーゲン繊維も伸びる…
美顔ローラーを日常的に使用している方の使い方を見ると、顔筋マッサージの要領でグッと強く皮膚に押し当てて、皮膚をグイグイ持ち上げるように転がしている方が多いようです。
このような使い方で美顔ローラーを毎日続けていると、コラーゲンやエラスチンの繊維で作られた真皮層までもを引き延ばし、結果的に肌のたるみや、毛穴が縦に開いた「たるみ毛穴」の原因になると言われています。
しかも、一度伸びてしまった繊維は元に戻らないというから恐ろしいですよね…。
美顔ローラーが肌を滑るときに角質層を削りとる!?
美顔ローラーを長時間使用した後に、肌が赤くなったり、肌が乾燥するような感覚ってありませんか?
肌の柔らかさとは正反対で、美顔ローラーのヘッドは金属のように硬くできています。
これを直接お肌の上でコロコロと滑らせるわけですから、手のひらでマッサージする感触に比べて接触刺激は強くなります。
そして、この刺激によって、お肌の水分保持に必要な肌表面の角質層を傷つけてしまうとしたら…。
美顔ローラーのマッサージ後に肌が赤くなると、なんだか血行が良くなったように感じますが、もしかしたら刺激が強すぎたことによる炎症かもしれませんよね。
そのまま継続すると、骨が突出している頬を中心にシミや肝斑とよばれる色素沈着ができるかもしれません。
美顔ローラーには、手の力よりも腕全体の力が伝わりやすいので、軽くやっているつもりでも、予想以上に力が入っている場合もあります。
強すぎる刺激や連続した皮膚の引き延ばしは、たるみやシミの原因にもなりかねないので使い方に注意しましょう。
美顔ローラーは、ここぞの時に使おう!
毎日長時間使い続けるのはちょっとためらってしまう美顔ローラーですが、肌に溜まった老廃物やリンパの流れを改善させる効果は期待できます。
そのため、美顔ローラーを使うことで、むくみ顔を瞬時にスッキリさせることができるので、前日にお酒を飲み過ぎた朝のむくみ顔や、寝不足でくすんだ顔を早急にケアしたいときには重宝します。
美顔ローラーは、ここぞという場面でうまく使いこなすことが大切なんです。