注射するだけで、エラ張り顔を解消して小顔になれるとしたら…。
芸能人でもやってる人が多いといわれる「エラボトックス注射」をご存知ですか?
美容医療の中でもシワ治療の方法としてメジャーになったボトックス注射。これをエラ部分に注射することで、すっきり小顔ができちゃうというから驚きです。
ここでは、エラボトックス注射の小顔効果について詳しくご紹介します。
どうして小顔に?エラボトックスの効果とメカニズム
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌の毒素を安全に無毒化したもので、痙攣などの筋肉の異常な運動に対する治療方法として使用されてきました。
美容医療では、ボトックス注射の筋肉への効果を応用して、顔のシワをつくりやすい顔面の筋肉に対してボトックス注射をすることで、眉間などシワをつくる表情筋のくせを治したり、目尻のリフトアップ効果を得ることができます。
■エラの「咬筋(こうきん)」にボトックス注射
痩せていても顔が大きく見えてしまう「エラ張り顔」の原因のひとつに、咬むときにつかう「咬筋」という筋肉が他の人より盛り上がっていることがあります。
咬筋が横に広がってしまうと、顎のエラ部分が横に張ったような印象になり輪郭が四角くなってしまうんです。
そこで、咬筋にボトックス注射を打つことで、咬筋の過剰な発達を押さえてエラをシュッとさせ、小顔に見せる効果があるといわれています。
以前は、エラの骨を削るなど一大決心を必要とする大手術が必要でしたが、ボトックス注射なら、注射1本で嫌なエラ張りが改善できて小顔になれるので、芸能人をはじめとして女性に人気の施術になったみたいですね。
また、顔が大きく見える原因が、加齢による「顔のたるみ」から来る場合は、表情筋をトレーニングしてリフトアップできるマウスピースを使うことで、小顔効果が得られる場合もあります。
エラボトックス注射の副作用や注意点は?
■ボトックスと呼べるのはアラガン社の治療薬のみって知ってますか?
ボツリヌス毒素製剤の総称が「ボトックス」だと思いきや、実は、「ボトックス」と呼べるのはアメリカのアラガン社製のみだそうです。
ちなみに、本当の名前は「ボトックスビスタ」と言います。
シャンパンがフランスシャンパーニュ地方で作られたものだけの呼称であるのと同じですね。
厚生労働省で承認されている薬剤はこの「ボトックスビスタ」であり、それ以外の安価な薬剤は実は中国製や韓国製だったりすることも。
大事な顔に注射するわけなので、治療価格で選ばないで薬剤の品質で選びたいですよね。
■ボトックス注射は医師の高い技術が必要
注射するときに痛みが伴うと言われているボトックス注射。それも、注射する医師の技術や注入量で左右されるそうです。
医師の技術が不十分だったり、注入量が多すぎると、顎に力が入れにくくなったり、治療する前よりも不自然な表情になって、結局、ボトックス注射をしたことを後悔する人も結構いるみたいです。
小顔になるのは嬉しいけど、失敗して残念な結果にだけはなりたくないですよね。安い価格につられないで、薬剤の品質と医師の技術が伴った評判の高いクリニックを選びましょう。