歯並びが悪いのって、女の子だと特に気になりますよね?
できれば、早めに子どもの歯の矯正をさせてあげたいけど、年齢的には何歳くらいが良いのか悩みどころだと思います。
そこで、歯並びが決まる年齢からみる歯の矯正のタイミングをご紹介します。
ちなみに、歯並びの9割は遺伝的な因子で決まるらしい
まず、歯並びの良し悪しって、人によってどうして違ってくるのか不思議ですよね。
実は、顎の骨格や歯の形状、歯の大きさなど、両親から子に受け継がれる遺伝的な要素が影響し合って、歯並びの9割はほぼ決まってしまうそうです。
よく言う、硬いものやよく噛んで食べる物をあまり好まずに、小さいころからパンやパスタなど柔らかいものばかり食べていて、下あごの発達が不十分だったからというのも歯並びが悪い原因の1割にも満たないってことなんですね。
また、指しゃぶりがなかなか治らない子供は、前歯が前に出やすい傾向にもあるそうです。
歯並びが決まるタイミングは、人生で2回やってくる!
■1度目は永久歯が生え揃ったとき
ヒトは、生後6か月ごろから乳歯が生え始めます。
顎が発達するにつれて、乳歯が抜けて、永久歯が生えて入れ替わりながら、およそ13歳ぐらいで永久歯28本が生えそろうみたいですね。
この時点で、一生使う歯のだいたいの配置が決まるってこと。
しかし、この時点で親知らずはまだ生えてきていませんので、あくまでも仮の位置決め。
この13歳くらいの年齢で、歯並びが1度決まるようですね。
■2度目は親知らずが生え終わったとき
その後、17歳~21歳くらいまでのあいだに、個人差はありますが親知らずが生えてきます。
親知らずは、上下合わせて4本。
この年齢くらいが、やっと歯並びが決まる最終時期のようですね。
親知らずは、生えたり生えなかったりそれぞれですが、もともと歯並びが悪いところに、親知らずが生えてくると大変。
歯並びが窮屈になって、ガタガタと列が乱れがちになります。
歯を矯正する年齢は何歳くらいが良いの?
以前は、小学校高学年くらいから中学校にあがるくらいにかけて、年齢でいうと、12歳~14歳くらいが多かったみたいですね。
永久歯が生え揃ってから歯の矯正をするケースが一般的とされていました。
しかし、この方法では、永久歯の位置がおよそ決まってしまった後なので、歯列矯正するために永久歯を抜歯する必要もあったそうです。
そのため、現在では、乳歯と永久歯が混合している時期からなるべく早めに矯正を始めるのが良いとされているらしいです。
歯の矯正でベストな年齢として、「7歳までに」と言われているくらいです。
7歳は、前歯の永久歯が生え揃うころだから、全体的な歯並びの印象をつくるにはターニングポイントとなる年齢といえます。
このころは、歯の生え替わりと同時に、顎の発達も進んでいる状態なので、歯列矯正の治療によって骨格や顎のコントロールもできるから、よりきれいな歯並びに矯正できるんだとか。
治療も行いやすく、子どもが嫌がる矯正器具をつけている期間も短くて済みますね。
■時間はかかるけど、大人になってからの歯の矯正も可能
大人になってからだと、顎の骨格は完全に決まってますから、矯正するためには子供より時間が掛かるそうです。
でも、歯並びが良くなれば、身体全体の姿勢バランスも良くなるし、運動機能の改善のみでなく、肩こりや腰痛の改善にもつながってきます。
歯を磨きやすくなり、清潔が保てるので歯周病予防にも効果的。
40歳や50歳という年齢でも、歯列矯正にチャレンジする大人も多いらしいので、気になる方は、近くの歯医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。