3月3日はひな祭り。ちらし寿司もいいけど、今年はひな祭りをもっと楽しめるお菓子も用意してみませんか?
ひな祭りに食べるお菓子の代表的なものといえば、「ひし餅」、「桜餅」、「雛あられ」。
桜餅は、最近では季節感なくよく見かけるけど、ひし餅は1年に1回しかお目にかからず、なんとなく地味な存在。
きっと、名前を忘れてしまっている人も多いはず…。
今年は、お子さんにもひな祭りをたっぷり楽しんでもらうために、お家で簡単にできて、見た目も可愛い「ひし餅風スイーツ」を作ってみましょう。
ちなみに…、ひし餅の由来とは?
ひし餅の由来ってご存知ですか?
ひし形の意味は、「心臓」なんだそうです。
娘のお節句に健康を祈ってつくられたということですね。
ちなみに緑色はヨモギ、赤色はクチナシで色づけられているんですって。
緑は健康、白は清浄、赤は魔除けの意味があって、ひし餅を食べることで心身ともに無事に過ごせるようにとの親から子への願いが込められたお菓子です。
ひし餅の意味を知ると、我が子にもやっぱり食べさせてあげたいっていう気持ちになりますよね♪
■ひし餅の正しい食べ方
もち米でできたひし餅。
ちょっと大きいから包丁で切りたくなっちゃいますが、お祝いのお餅だからザックリ切るのも少し気が引けますよね。
ということで、ひし餅の正しい食べ方は1層ずつはがして焼くのが正解らしいです。
自分流に丸ごと一気に焼いて食べちゃうってのもありかもしれませんけどね…。
■お雛様に飾るときのひし餅の位置はどこ?
お雛様と一緒にひし餅を飾るときは、男女のお雛様が一対だけの親王飾りであれば男雛、女雛の前に一つずつ飾ります。
3段、5段、7段などの多段飾りの場合は、三人官女の間に一つずつ飾るのがひし餅の正しい飾り方です。
お雛様の並べ方については、別ページでご紹介しています。
それでは、レシピをご紹介していきます!
■ひし餅ミルクゼリー
ゼラチンと牛乳、砂糖でミルクゼリーを作ります。
白い段はそのまま、緑の段には抹茶のお粉、赤い段にはイチゴパウダーを入れて固めるだけ。
上手にひし形に切れば、甘くておいしいひし形ミルクゼリーの完成です。
■ひし餅風の三色クッキー♪
薄力粉と砂糖とバターと卵でクッキー生地を作っておきましょう。
赤い生地には食紅を少々、緑の生地には抹茶パウダーを混ぜて、薄く伸ばして三層に重ねます。
型抜きで、ひし形、桜型、ハート形などなど、可愛く型をとって焼くだけ!紅茶にあう春を感じられるクッキーですね♪
■ひし餅風ミルクレープ
ホットケーキミックスでクレープを作ります。
クレープの間に薄くスライスしたイチゴとカスタードクリーム(またはホイップクリーム)を挟んで、最後に粉砂糖を振りかければ豪華なひし餅風ミルクレープ♪
ひな祭りを彩るお菓子「ひし餅」。名前を忘れがちだけど、ちゃんとした意味が込められてるんですね。
娘さんへの健康長寿の願いを込めて、定番メニューの「ちらし寿司」とともに、ひし餅を準備してはいかがですか?