お雛様の並べ方って忘れてしまいがちですよね?
一年に一度のひな祭りだから、どうしても配置や飾りつけが曖昧になってしまいます。
そんなあなたに、お雛様の正しい並べ方と理想的な飾る場所をご紹介。
写真付きで詳しく説明していきますね!
男雛を左側、女雛を右側に
こちらは、親王飾りといわれる基本的なお雛様。
男雛と女雛の一対で構成されていますが、原則は「左側に男雛」で「右側に女雛」とされているんです。
天皇皇后両陛下の並び方と一緒なんだそうですよ。
ちなみに、木の飾りである「橘」と「桜」。
これらも左側が「黄色い橘」で、右側に「ピンクの桜」が正しい並べ方です。
多段飾りの並べ方はちょっと複雑…
五段飾りや七段飾りなど、ちょっと大きめのお雛様になると道具もたくさんあって並べ方は難しくなりますが、この図を参考に並べてみましょう。
■2段目は左右を間違えやすい三人官女
2段目の三人官女。
中央に座った官女で「三方」を持たせます。
左側は、左手を開いて立っている官女で「加えの銚子」を持たせてあげましょう。
最後に、左手を握って立っている官女を右側に配置して、「長柄銚子」を持たせるのが基本。
■3段目は五人囃子の笛太鼓
三段目の五人囃子は、左から「太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡」の順番に並べます。
細かい道具をお雛様の手に持たせたりするときに、無理に動かしてしまうと壊れやすいので注意しましょう。
お雛様の飾る場所!ダメな場所ってあるの?
意外なことに、お雛様を飾る場所は特に決まったルールがないんです。
飾らない方が良い方角や位置もないので、自宅の構造によっては北側のお部屋に飾っても大丈夫。
年に一度の晴れ舞台だから、家族みんなの目につく目立つ場所に飾ってあげたいですよね。
子供さんが小さい場合は、触って壊してしまわないようにチェストの上など高い場所に置いておくのもベター。
ちょっと避けておきたいのが、エアコンの風が直接当たる場所や、直射日光が当たる場所。
乾燥してお雛様の顔にひび割れができやすいので要注意です。
■お雛様は直接手で触らない方がよい
娘さんと一緒に飾るのも楽しいお雛様。
親子の大切な思い出になる場面ですが、お雛様を直接手で触ってしまうのはNG。
手の油や指紋がべったりつくと、お雛様の顔にシミができる原因になってしまいます。
取り扱うときは布製の手袋をはめるのが重要です。
お雛様用に手袋を一つ準備して、収納箱の中に一緒に入れておくとよいかも。
■お雛様を飾ったら写真を撮っておこう!
お雛様を無事に飾り終えたら、全体像の写真と、各段ごとの配置がわかるように何枚か写真を撮っておきましょう。
できれば現像して、収納箱に一緒に入れておけば来年は迷わずお雛様を飾ることができますよ♪
お雛様の片づける時期や片付け方法については、別ページでご紹介しています。
一年に一度だからどうしても忘れてしまうお雛様の並べ方。取り扱いは慎重にしながら、ぜひ親子みんなで綺麗に飾ってあげましょう。