二日酔いに効く薬をお探しですか?
二日酔いの薬というと、テレビCMでもおなじみのヘパリーゼやハイチオールCなどが有名ですよね。
でも、実はもっと効果絶大だと噂される市販薬があるんです。
薬剤師さんたちの中では、二日酔いに効く薬として最もポピュラーと言われている薬です。
頭痛や吐き気、胃のむかつきなどの二日酔いの症状を今すぐどうにかしたい方に、ドラッグストアで買うべき二日酔い薬をご紹介します。
二日酔いを治すにはアルコールによる毒素を体内から出すこと!
お酒を飲んだ次の日に二日酔いになる原因は、肝臓でアルコールが分解される過程でできる「アセトアルデヒド」という猛毒物質によります。
本来なら、この猛毒であるアセトアルデヒドは、最終的に水と炭酸ガスに分解されます。
しかし、お酒を大量に飲み過ぎたせいで分解が追いつかなくなると、アセトアルデヒドが体内に残ったままに。
この猛毒物質アセトアルデヒドが体内に残ってしまうと、血液をめぐって全身にいきわたり、頭痛や吐き気を引き起こします。
■猛毒を水分で排泄してくれる「五苓散」がベスト!
ツムラ「五苓散料」
漢方薬の「五苓散」には、体内の水の循環を改善して、体内に残っている無駄な水分を外に排泄しようとする働きを促す効果があると言われています。
五苓散は、日局タクシャ、日局ソウジュツ、日局チョレイ、日局ブクリョウ、日局ケイヒの5つの有効成分による生薬の力で、体内の水分代謝を高めて利尿作用をガンガン高めてくれるんだとか。
これにより、体内で悪さをしていたアセトアルデヒドも尿と一緒に排泄されるので、二日酔いの症状が比較的早く楽になるというわけです。
お酒を飲んだ時に、トイレが近くなる人の方が健康的だと言われるのはこのためですね。
ツムラから発売されている「五苓散料」は、五苓散から抽出したエキスを顆粒にしたものです。1日2回服用します。
・内容量:24包(12日分)
・希望小売価格:3,500円(本体価格)+消費税
宇津救命丸の五苓散もあります
宇津救命丸からも五苓散が発売されています。
顆粒タイプで、こちらの方が1日あたりの五苓散乾燥エキスの含有量が、ツムラの五苓散料より多いようです。
顆粒が苦手な人はクラシエの五苓散(錠剤)がおすすめ
ちょっと苦い漢方薬を顆粒で飲むのは苦手という方には、錠剤タイプのクラシエ「五苓散」がおすすめです。
1回4錠を1日3回服用します。
■五苓散は二日酔いのむくみにも効果アリ!
お酒を飲んだ次の日に現れるひどい「顔のむくみ」も困りますよね。
そんなときも、水分代謝を高めて余分な水分を体外に排出してくれる「五苓散」が効果的です。
お酒を飲んで水分を摂り過ぎると、皮膚細胞も膨張して顔や足がむくみます。
お酒を飲んだ翌朝は、顔がパンパンという方は利尿作用を上げてスピーディに水分排泄してくれる五苓散をお試ししてみてはいかがですか?
ヘパリーゼは滋養強壮と栄養補給がメインらしい
二日酔いに効きそうなイメージで有名な「ヘパリーゼ」シリーズですが、効能のメインは滋養強壮と栄養補給です。
配合されている肝臓水解物という肝臓の働きを助ける成分も、ヒトによる有効性を示す研究がほとんどないというから驚き。
1本400円と高額な二日酔い防止ドリンクだから、さぞ効くのだろうと思ってたけどちょっと微妙なのかもしれませんね。
■ハイチオールCは二日酔い「予防」に効く薬だから…
さらに、ヘパリーゼと並んで二日酔いに効く薬として売れているのが「ハイチオールC」です。
基本的にはシミやそばかすを治す女性向けの薬というイメージですが、効果効能に「二日酔い」としっかり明記されています。
ハイチオールCが二日酔いに効くとされるのは、配合されている「L-システイン」という成分がアルコール分解を助ける働きがあるためです。
L-システインは食品にはほとんど含まれていないので、このような市販薬を購入して、お酒を飲む前に飲んでおくと二日酔いをできるだけ予防することができます。
でもこれは、あくまでもお酒を飲む前にする「二日酔い予防」がメインですよね。
お酒を飲んだ翌日で、すでに二日酔いになっている場合に飲んでも、あまり即効性がないように思われます。
いかがでしたか?薬のプロである薬剤師さんのあいだでは、「五苓散料」が二日酔いに効く薬としてよく利用されているようです。
ヘパリーゼのようにコンビニで買える二日酔いドリンクはお手軽ですが、確実に二日酔いを解消したいなら漢方薬の「五苓散」もぜひ検討してみてくださいね。