二日酔いに効くツボってどこ?
二日酔いを早く解消できるツボを知っておけば、仕事中や電車の中など空いた時間に自分で簡単に治療できちゃいますね。
次の日もお酒が残って大変…というあなたに、二日酔いを治すための簡単なツボをいくつかご紹介します!
まずは、手にある二日酔いに効くツボを押してみましょう♪
■健理三針区(けんりさんしんく)
誰にも気づかれずに一番気軽に押せるツボが手のひら。
特に、二日酔いに効くと言われているのが、手のひらの中央から少し手首寄りに下がった場所にあるのが「健理三針区」というツボです。
アルコールを分解してくれる肝臓の働きを高めることができるので、体内に残ったアルコール毒素のアセトアルデヒドなどの分解を促進して二日酔いの症状を軽くすることができます。
軽い痛みを感じるくらいに親指でグッと押し揉んだり、ペンのお尻側をツボ押し棒の代わりにして押すようにします。
片手だけじゃなく、両手とも行うのが効果的ですよ。
次に、足つぼで分解後のアルコールを身体から排出!
■太衝(たいしょう)
足の甲にあって、親指と人差し指の骨の間をたどっていくと交差する場所があります。
そこが太衝(たいしょう)と呼ばれるツボで、肝臓の働きを良くしてくれます。
二日酔いを治すために太衝を押す際は、右足だけを刺激するのが良いそうです。
また、この太衝というツボはイライラしているときや憂鬱なときにも使えるツボともいわれています。
肝臓に負担がかかる生活は全身的な不調を招き、気持ちもイライラしてくるので、このツボを押すことで肝臓と気持ちのコントロールがつくというわけです。
頭のツボは二日酔いの吐き気止めに効く!
■卒谷(そっこく)
さて、最後は頭にある二日酔いに効くツボです。
「卒谷(そっこく)」と呼ばれるツボで、「卒」にはめぐるという意味があり頭の血流を整えて、二日酔いの吐き気やつらい頭痛を和らげてくれます。
卒谷の場所ですが、まずは、耳たぶを顔の方に向かって前に倒してみてください。
そこで耳の上端が顔に当たる場所から、指2本分上に上がった場所でやや凹んだところにあります。
そこを少し痛みを感じるくらいの刺激の強さで、5秒間長押しして離すという繰り返しを3分ほど行ってください。
卒谷は、二日酔いだけでなく顔のたるみにも効くので、お酒を飲んだ次の日に顔がパンパンにむくんだりする女性にも良いツボといえます。
押してもムダ?お酒を飲みながらのツボ押しは効果なし!
お酒を飲んでいるときは、アルコールによって一時的に脳細胞に麻痺が起きている状態です。
このときが、お酒に酔って陽気な気分になり「ほろ酔い」ともいわれる気持ちよい時間なのですが、足がもつれたり、ふらふらするなど神経伝達も正常に行われていない状態です。
このようなお酒を飲んでいる最中に二日酔いを防止する目的でツボを押しても、神経伝達が正常に行われずに本来の効果は得られないと言われています。
逆に悪い酔いを招く恐れもあるので、ツボ押しはあくまでも飲酒後で、頭がはっきりしているときに行うようにしましょう。