小学校の卒業式に袴を着る子が増えてきましたね!
制服風のスーツが多い中で、袴姿は目立つしとても可愛いです。
袴を着る子はだいたい全体の1~3割くらいのようですが、学校によっては女の子の大半が袴を着る小学校もあるんだとか。
そこで、子どもの小学校の卒業式に袴を着せてあげようと検討中のママさんに、事前に知っておくべき重要ポイントをいくつかご紹介します!
小学生の卒業袴を準備するときの重要ポイント5つ!
■学校が袴の着用を禁止していないか確認する
制服がない小学校の場合は、卒業式の服装は自由とされていることが多いですが、「袴」については特別。
他の子よりも見た目が派手だったり、トイレや着崩れの問題が発生しやすい、家庭によって経済的な格差が出やすいなどの問題で、学校の方針として袴を禁止する場合があります。去年は大丈夫だったけど、今年度の卒業式から禁止と決まるケースもあるので、事前に確認しておくと良いです。
また、「なにがなんでも袴を着たい!」と強い希望があるお子さんなら問題ないのですが、「みんな着るから・・・。」「○○ちゃんと着ようって約束したから・・・」という微妙なニュアンスで袴を着たいと子供が希望している場合、直前になってやっぱり普通のスーツにしたい!と言い出すこともあるので、本当に袴を着るのか親子で確認しておくのも大切です^^
■袴をレンタルするなら早めが肝心!
卒業式の日取りは多くの小学校で重なります。
全国的にネットレンタルに対応しているショップでも、年末から年明け頃には小学生用袴の予約はすでにほぼ予約済みになっていることが多く、のんびりしているとお気に入りの袴をレンタルすることができません。
市内の公立小学校であれば、卒業式はほとんど同じ日なので、近所の和装レンタルショップに駆け込んでも予約で満杯なんてこともあります。
卒業式用の袴をレンタルするのであれば、夏休み頃までには本格的に探し始めて予約しておくのがベストです。
■子供の身長が急に伸びたときに対応してもらえるショップを!
子供の身長や腕の長さは急に伸びることもあるので、夏頃に事前にレンタル予約しておく場合は、袴の丈や袖丈の調節について臨機応変に対応してくれるショップかどうか確認しておくのも大切です。
■卒業式は上履きになることも考えて袴丈を選ぶ!
袴に合わせる靴は、着物用の草履やブーツが主流。
草履やブーツに合わせて袴の丈を調節しておきたいところですが、卒業式を行う体育館は、体育館用の上履きに履き替えることが多いですよね?
ペタンコな上履きに履き替えたら、裾がずってしまったなんて事が無いように袴丈を考慮する必要があります。小学生用のジュニア袴の多くは、袴丈がだいたい80cm前後で一番下のラインがくるぶしの真ん中あたりが目安です。
あまり長すぎないように袴丈はなるべく短めにしますが、中に着ている着物丈が見えないように注意しましょう。
■卒業式当日までに袴の所作を子供と練習しておく
小学校の卒業式では、「椅子から立つ、座る」の動作が何度もあって、特に椅子に座るときに、座面とお尻がこすれて袴が下がってきてしまうことがあります。
また、教室と体育館の移動には「階段を昇る、降りる」など、袴の裾を踏んだり、ずったりしやすい場面も多いので、袴を長時間綺麗に着こなすためには、動作時に袴を少し持ち上げるなど、袴の所作について子供さんと当日までに練習しておくのも良いです。
女の子のトイレが心配なら袴スカートもあり!
女の子用の袴自体はスカートのような筒状になっているので、毎回脱ぐ必要は無いのですが、中に着ている着物の処理がトイレの後にちょっと面倒だったりします。
グチャグチャになって着崩れてしまうのが不安な場合は、見た目が袴風の「袴スカート」なるものもおすすめです♪
洋服のように着られる着物ドレスの上から、ウエストホックで留めるだけの袴風スカートを合わせるだけで、超簡単に袴スタイルが完成します。普通のスカートのように扱えるので、女の子のトイレも安心していけると人気です。
まとめ
最近じわじわと人気が高まりつつある小学生の卒業式の袴。
とても可愛いくて目立つし、一生の思い出になるのですが、着こなすためにはちょっとハードルが高いものでもあります。着付けの締め付けが強くて、卒業式の最中に気分が悪くなる子供さんもいるのでご注意を!