最近くしゃみばかりする…もしかしたら、子供の花粉症なのかもしれませんね?
近年、花粉の飛散量が増えたことで、少ないと考えられていた子供の花粉症も珍しくなくなってきました。
実際に、1歳2か月でスギ花粉症の診断を受けた子供もいるくらいです。
ここでは、子供の花粉症の症状やその対策についてまとめました。
遺伝する?親が花粉症だと子供も花粉症になるの?
親が花粉症の場合、我が子も花粉症に悩まされるのではないかと不安になりますよね?
でも、親が花粉症だからといて、必ずしも子供も花粉症になるとは限らないようです。
しかし、両親ともに花粉症で、尚かつ、兄弟も花粉症の場合は要注意といわれています。
もし、花粉が多い2~4月の時期に、風邪もひいてないのに突然くしゃみや鼻水が出たり、目をこすり始めるなどの症状がある場合は、小児科や耳鼻科に行くと良いかもしれません。
子供の花粉症の特徴的な症状は?
幼少期に花粉症を発症した場合、すぐに自然治癒するのは難しいと言われていて、おそらく将来的にも長く花粉症に苦しむ可能性が高いと考えられています。
子供の花粉症の症状の特徴は、大人の症状と変わりなく鼻炎による鼻水や鼻ずまり、結膜炎による目のかゆみなどが主です。
しかし、大人に比べて小さな子供はくしゃみをすることが少なく、鼻水が出る、鼻が痒くて鼻をよく触るなど特有のしぐさや表情が見られるようになります。
大人と違って、子供は自分で症状を訴えにくいので、口や鼻を激しく左右に曲げたり、鼻の下を頻回に伸ばすなど表情の変化に気づいてあげることが大切です。
■子供はイネ科の花粉症が多い
子供の花粉症の場合は、イネ科の花粉に悩まされることが多いとされます。
特に、河川敷などでよく見るイネ科のカモガヤという植物の花粉症が子供に多く、岐阜県の小中学校では1日で430人もの生徒が目の異常を訴えるという事例まであるほどです。
子供の通学路や遊び場で接触機会の多い植物なので、花粉症になるケースは多いかもしれません。
ちなみに、子供のカモガヤにおける花粉症は、有名なスギ花粉症よりも多いと言われています。
■花粉症の治療や薬は大人とほぼ同じ
子供の花粉症の治療も、大人と同様に抗ヒスタミン薬、抗炎症薬などの薬を使った治療がメイン。
鼻炎が慢性化すると、中耳炎になったり嗅覚に障害が出るケースもあるので、鼻水を長期にためておかないことが大切です。
子供用の花粉症メガネはどれがいい?
子供用の花粉症メガネの中でも、特に花粉カット率が98%と高くて人気なのが、「JINS 花粉CUT KIDS向けスクエア」です。
2000円プラスすれば度つきレンズにも交換できるし、このフードカバーも取り外しができるので、運動中は危ないとされる子供用の花粉症メガネも楽に装着させられると人気です。
一応、子供用にはプロテクターのような保護材がついているので、転んだりボールがぶつかったりしても安全なように工夫がされています。
耳にかかる部分やノーズパッドは買ってから自分で調節することもできるので、子供が不快感を訴えたらチョイチョイっと調節してあげればOK。
子供用の花粉症メガネは、花粉症をカットする役割もあるけど、子どもがやたらめったらに目をこするのを防ぐこともできて(メガネカバーで指が入らないので)、一石二鳥だという口コミもあります。
もし、子供さんが目を擦ったり鼻を頻回に動かすようなしぐさが見られたら、できるだけ早めに病院を受診して、症状が重くなる前に対処してあげたいですね。
また、自宅内に空気清浄機を設置して、きれいな空気環境を作ってあげたり、花粉症メガネなどで外出時も花粉症をブロックしてあげる対策を考えてみるのも良いかもしれません。