胃潰瘍や胃がんの原因である「ピロリ菌」を除菌する効果があるとされ、大人気の「LG21乳酸菌ヨーグルト」。
明治乳業から発売された「プロビオヨーグルトLG21」は大人気で、宅配商品も含めて毎日100万個以上も売れているというから驚きです!
そこで、LG21乳酸菌ヨーグルトのピロリ菌への効果と、自家製LG21ヨーグルトの作り方についてまとめました。
LG21ヨーグルトの乳酸がピロリ菌を除菌する!
胃がんの発生に、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)が関与しているというのは有名な話。
しかも、日本人の2人に1人は、ピロリ菌をすでに持っているというから、このリスクは他人事ではありません。
そんな恐ろしいピロリ菌を、ヨーグルトで手軽に除菌できるとなれば、明日からさっそく食べ始めたくなりますよね。
■LG21乳酸菌のピロリ菌への効果とは?
LG21乳酸菌は、ピロリ菌を殺菌するほどの強い「乳酸」をつくる機能を持ちます。
胃酸に強い耐酸性であり、酸性の胃の中でも生存できます。
尚且つ、胃の上皮細胞にくっついて増殖しながら、長時間胃の中に滞在してピロリ菌をうまく除菌してくれるんです。
そんな強いパワーを持ちながらも、人体に副作用を及ぼすことがない、とても優しい乳酸菌です。
ヨーグルトだから、さらに効果アップ!
LG21乳酸菌をヨーグルトという形状で食べることで、ピロリ菌除菌の効果がさらにアップされると言います。
それは、もともとヨーグルトに胃酸を弱める効果があるためです。
ヨーグルトと一緒にLG21乳酸菌が胃の中に入ることで、LG21乳酸菌が住みやすい環境が整い生存率が高まるため、ピロリ菌の除菌効果も高まると言います。
■成功率8割!2か月間、1日2個食べ続けてピロリ菌が減る!
ピロリ菌に感染している患者31人を対象に、1日2個のLG21乳酸菌入りヨーグルトを2か月間継続して食べてもらったところ、8割の患者でピロリ菌の減少と胃粘膜の炎症の改善が見られたそうです。
食べることで実際に効果が出るとなれば、2か月くらいは頑張って食べてみたいと思いますよね。
手作りできるの?自家製LG21ヨーグルトの作り方レシピ
ピロリ菌が除菌できるとなれば、毎日食べ続けたい「プロビオヨーグルトLG21」ですが、お値段は1個130円くらい。
研究結果のような効果を期待するならば、1日2個で260円。1か月あたり4000円近くかかる計算です。
それならばと、自家製LG21ヨーグルト作りにチャレンジする人も多いようです。
■自家製LG21ヨーグルトの作り方
【用意するもの】
・ヨーグルトメーカー
・LG21のヨーグルトまたはドリンク
・牛乳(成分無調整)
【作り方】
①牛乳を常温に戻しておく(冷たいままだと固まりにくいです)
②種菌となるLG21ヨーグルトと牛乳をヨーグルトメーカーに入れて、ゆっくりとよくかき混ぜる
③ヨーグルトメーカーにセットして、10時間くらい放置。
④冷やして美味しく出来上がり
とっても簡単ですよね?
LG21ヨーグルトの手作り培養の可否は賛否両論あります
ちなみに、LG21乳酸菌は「偏性嫌気性菌」といって空気レベルの酸素濃度に触れると死滅してしまう特徴があるそうです。
明治乳業のサイトには、自家製で同じようなLG21ヨーグルトは作れませんよ…と書かれているらしいです。
だから、「プロビオヨーグルトLG21」を種菌にしてヨーグルトを手作りしても、所詮、一緒に含まれているサーモフィルス菌やブルガリア菌でできたヨーグルトに過ぎないともいわれています。
一方で、牛乳内の酸素濃度は空気よりも濃度が低いし、サーモフィルス菌やブルガリア菌が酸素を消費してくれる。
よって、本物の「プロビオヨーグルトLG21」と同程度とまではいかずとも、LG21乳酸菌入りのヨーグルトを手作りすることはできるという説もあります。
どちらを信じるにせよ、そこは家計と相談…ってことですかね?
LG21乳酸菌ヨーグルトを家族みんなで、毎日食べたいとなれば、やっぱり手作りするしかないかな~って思っちゃいますけど。