自宅で気軽にランニングができる「ルームランナー」。
でも、マンションやアパートで使うと振動や騒音が階下に伝わらないか気になってしまいますよね?
最近では静音系のルームランナーが登場して人気みたいですが、機能を突き詰めると値段も高額になります。
そこで今回、ルームランナーをなるべく静かに使うために有効な手段や工夫をまとめてご紹介します!
ルームランナーの音や振動は下の階に響く?
ルームランナーの音や振動は、その機器本体の性能に左右されるものですが、走行速度によってもかなり変わります。
速く走ろうとすれば、踏み込むステップ音もモーター音も強くなるので、振動や音が周囲に響きにやすくなるわけです。
ちなみに、ルームランナーの速度は、使用目的によって違ってきます。
①ウォーキングや小走りくらいの速度:約5~8km/h
②ジョギング程度の速度:約10~12km/h
③有酸素運動目的のランニング速度:約16km/h
一般的なルームランナーの場合、時速8km/hのゆっくりめの速さで使っても、60デシベルくらいの騒音レベルになると言われています。
60デシベルというと、1mの範囲内にある洗濯機や掃除機、テレビの音、トイレの流す音などに相当するそうです。
マンションで生活する場合、洗濯機や掃除機を使うのは、夜間を避けたりしますよね?
ルームランナーの場合、これに振動が加わり、さらに使用速度を上げれば音も強くなってしまうことに。
やはり、集合住宅でルームランナーを使うなら、近所迷惑に配慮して、騒音・振動対策は不可欠なようです。
ルームランナーの音や振動を静かにするには、どうすれば良い?
■衝撃吸収設計の静音タイプのルームランナーを選ぶ
マンションなどで使う場合は、できるだけ振動吸収や防音に考慮したルームランナーを選びます。
ルームランナーのメーカーとして有名なジョンソンヘルステックジャパン社や、ライフフィットネス社のもので、モーター音が静かなもの、また走行面のゴムが特に分厚いものがおすすめだと言われています。
■振動吸収・騒音防止に分厚いジョイントマットを敷く
高性能なルームランナーであっても、フローリングに直接設置して使用すると、階下に音や振動は必ず伝わります。
ジョンソン社でルームランナー専用のマットが売られているので、それを2重に敷くという方もいるようです。
他には、意外にも、畳の上に防音カーペットを敷くと効果が高いとも言われています。
さらにおすすめなのが、ジョイントマットの活用です。
防振・防音に重要なのは床のクッション性を高めることなので、薄い防音マットよりも、なるべく分厚いジョイントマットが効果的だそうです。
ルームランナーの防振・防音テクニックとして、ジョイントマットを敷き、その上からコンパネ板を敷き、さらに防音カーペットか防音マットを敷くという3枚敷きが完璧だという情報もあります。
■部屋の柱付近にルームランナーを設置する
ルームランナーを設置する場所は、なるべく部屋の柱に近い、支持性の高い部分に置きます。
下からの支えがない部屋の真ん中部分に置くと、ドシンドシンというステップ音が階下に響きやすくなってしまうので要注意です。
■ルームランナーを諦めてエアロバイクにする
ルームランナーを2階以上で使う場合、走る衝撃音が階下に伝わるのを完全にゼロにするのは至難の業です。
ご近所への騒音を気にするあまりルームランナーを活用しきれないと思う場合は、エアロバイクの方がおすすめかもしれません。
エアロバイクの方がルームランナーよりも静音性に優れ、少なくとも「ドンドン」という振動はありません。
走るよりも膝への負担が少なく、両手が空くので運動中に雑誌や本を読むことも可能です。
エアロバイクも有酸素運動がしっかりできる機器なので、自宅内の運動器具に静かさを重視するのであれば、エアロバイクも選択肢のひとつになると思います。
まとめ
マンションなどでルームランナーを静かに使う方法をご紹介しました。
やはり防音・防振対策をしないと、ルームランナーがご近所トラブルの原因になることもあります。
床のクッション性を高める対策や、エアロバイク等の別機器への検討など、慎重な対応が必要です。